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活動日誌 - 2017年9月4日 -

2017年母子栄養懇話会教育セミナーレポート

2017/09/04 10:00
2017年母子栄養懇話会教育セミナー
エビデンスに基づいた栄養管理を学ぼう~ステップアップ編~
担当:矢部まり子

 今回で2回目となる教育セミナーは、昨年に引き続き荒木先生・渡邊先生・出居先生にご講演いただきました。

 荒木先生からは「生殖年齢の女性の栄養管理」と題して、肥満であることが妊娠前・妊娠中、および産褥期に与える影響と、胎児に与える影響について、あらゆる面からの論文をご説明いただき、いかに妊娠前からの適正体重に近づけることが大切なのかをエビデンスをもってご説明いただきました。
 食事療法についてもご指導いただき、結論として「肥満を認めた妊婦に適切なカウンセリングを提供することは医療者の責任であると述べている」と、身が引き締まるお言葉をいただきました。

 渡邊浩子先生からは「保健医療分野における研究の進め方」についてご指導いただきました。昨年に引き続き、研究を遂行する上での心構えや研究の進め方についてお話しいただきました。
 文献検索の仕方や研究計画書の構成の仕方、アンケートのとり方についてもお話があり、苦手意識の高い研究の進め方をとてもわかりやすく重点を絞ってお話ししてくださりました。母子栄養懇話会の学術集会でも一般演題募集があるのでこういったところから、場馴れをするのはとても大事で、貴重な体験であると感じました。

 最後に出居貞義先生からは、妊婦管理や不妊治療に役立つ検査データの読み方と症例解説についてお話がありました。
 国民健康栄養調査との比較や、不妊治療の実際などをお話しいただき、現代の妊孕世代に足りていない栄養素や、不妊症の多くが足りていないビタミンなどを詳しくお話しいただき、栄養士としてとても興味深くあったとともに、現状を把握した、個々人に合った栄養指導の重要性を再認識した講義でした。

今後も毎年開催される教育セミナーは、産婦人科領域に関わる医療職には大事な情報が入手できる機会なので、多くの方が参加され、新しい情報をしっかり入手し現場におろしていただけるとよいと思います。

セミナー前に開催されたランチ会も、他施設の情報交換ができ、とても充実した時間となりました。走ってまで行った甲斐がありましたので、次回ご都合の合う方は是非ご参加いただければと思います。